皆さまこんにちは。朝晩の寒さがだんだんと厳しくなってきましたが寒さに負けず起きられていますでしょうか。私は冬が苦手で、まず布団から出られません。外に出るのも勇気がいります。防寒具が手放せず常に身につけて冬を乗り切ってきましたが、とにかく苦手の一言では済まないほど私には辛い季節です。
朝が特に布団から出られないというのが時間的にも勿体ないと思うほどで、取り敢えずはエアコンのタイマーをセットして部屋を暖めて起床するようにはしています。でもそれよりもこの冷え体質を何とか変えたいと思うようになり年間を通して意識しながら改善を試みているところです。
私のこの寒がりは子供の頃からです。暑いのも苦手ですが寒さは苦手や辛いというレベルではありません。極端に言うと全身が動かせず思考回路も止まるようなイメージです。冷えや冷たい物の摂り過ぎによりお腹を壊すことは時々ありますが寒さで凍え死にそうなほどの時はお腹の痛みを通り越して頭のてっぺんからしびれる感覚です。
はじめに辛いと感じたのは中学生の時でした。体育の授業で裸足で体育館という時がありました。内容は剣道か柔道かダンスか…体験的なものだったような気がするのですが、とにかく裸足に冷たい床が耐え切れず、あまりの辛さに授業の内容は全く覚えていません。小学生の時は寒くてスカートをはけずいつもズボンを履いていた記憶があります。苦手を通り越して耐えられないと思うようになったのは中学生の頃からだと記憶しています。高校生の時もホッカイロが必須でした。
これから本格的にやってくる冬に備えて寒さに負けない身体作りを少しご紹介出来たらと思っております。
目次
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西洋医学では「冷え性」、東洋医学では「冷え症」と書く
よく見かける漢字は「冷え性」の方が私は多いように感じます。しかし東洋医学では冷えは「未病」に当たり「冷え症」と書くそうです。未病とは、病気として診断されないが不調があることを言います。つまり数字に表れないけれども自分では異変を感じている。「冷え症は未病」と知った時、私は病気の一歩手前の状態なんだ…と気づかされました。
血の巡りとは|血液の平均温度
「冷え」と言うと必ず”血流”や”血行”、”血の巡り”という表現を聞きます。「身体が冷えているのは血の巡りが悪いから」なんてよく聞きますがそれってどういうことなのでしょう。
お医者さんは”触診”と言って患者の体表を手で触り、体温・腫脹・浮腫・圧痛・脈拍などを診断します。患部に痛みがある時、その部位に手をあててみると表面的に炎症症状がなければその部位はとても冷たく感じることがあるそうです。そして痛みが軽減してくるとその部位に暖かさが戻ってくる。
これは、痛みがあることで交感神経が緊張状態となり血管は収縮し、血流が悪くなり、熱の移動が小さくなるからと考えられています。
つまり、部分的であっても身体の冷たさは何かしら不健康のサインであると言えるでしょう。私たちの体に流れている血液は酸素や栄養を運び、二酸化炭素や老廃物を回収する働きがあります。しかしそれだけではなく体温調節できることは健康である証拠なんですね。
血液の温度は心臓に近い中枢部と末梢部とでは温度差がありますが、心臓から排出された中枢部では37.3℃と言われています。このことからわかるように人間の身体は本来、体温36.5℃以上で正常に働くようにできています。しかし平熱には個人差があります。気温の変化や子供と高齢者などでは代謝や活動量の違いもありますし、また同じ個人でも日内変動があるからです。
個人差はあるものの人間には一定の体温を保つ「平熱」があります。私たち哺乳類は外気温や活動では変化が少なく体温調節ができる「恒温動物」なのです。この平熱があり暑さの時には汗をかいて身体を冷やしたり、寒さの時には血管が収縮して熱を逃さないように体温を維持しようと働きます。
ちなみにクジラは汗をかきません。水中にいるため汗をかく必要がないため同じ恒温動物でも環境によって生きていくための進化を遂げているのです。
約半世紀前よりも平熱が1℃下がっている
人間の身体は”代謝”により熱エネルギーを産生しています。そして心臓から近い血液がおよそ37℃に維持されており身体全体を巡ります。血液が巡ることで熱を放散しているのですが、外気温が低いと手足の先など末端から冷たく感じます。しかし気温差に負けないように私たち恒温動物は体温調節が出来るのです。皮膚や血管の温度が下がるため血管が収縮し、熱を逃さないように体温を維持しようと働きます。筋肉が熱を生み出すことで私たちの身体は体温を維持できているのですが、運動不足などで筋力が低下してしまうと末端から戻ってくる血液が心臓に戻るまでに全身の体温を下げてしまいます。冷えは血液をドロドロにして血行不良を招きます。この血行不良が悪循環となり放置していると様々なリスクに繋がっていきます。
1954年初版の【医学大辞典(南山堂)】によりますと「日本人の平均は36度89分±0.34」と記されています。個人差はありますが当時はおよそ36.5℃~37.2℃が平熱ということになります。
足腰が丈夫な人、特に山道や登り坂、階段などの登る動作、舗装のされていないデコボコ道を歩く人の方が健康で長生きと聞いたことがあります。”足は第二の心臓”と言われるのは、足を動かすことによって血液を心臓に送り返すポンプ機能が強化されるからです。筋肉量が減りこのポンプ機能が低下した人が増えているために現代人は平熱が下がっていると考えられます。
「脂肪がたくさんついてるから寒さには強い」は間違い
こんなことを聞いたことはありませんか?「お腹に脂肪がいっぱいついているから寒さには強いの!」。肥満の方が夏の蒸し暑い時に大汗をかいて止まらない…という様子を思い浮かべると、脂肪がある方が寒さに強いというイメージになりがちかもしれませんね。しかしこれは脂肪に体温を保つ効果があるというだけで脂肪が燃焼しているわけではありません。体全体が冷えていると脂肪も冷えているのです。寒さに強いという訳ではありません。
慢性的な冷えにより起きるリスク
このように血の巡りが悪くなると栄養分や酸素が行き渡らなくなるうえ、疲労物質や耐性物質が残り、さまざまな体の不調が引き起こされるのです。では具体的にどのようなリスクが考えられるのでしょうか。様々な病気の引き金にもなりうると言う戒めの言葉で使われています。早速みていきましょう。
✓代謝力の低下
基礎代謝が落ち太りやすい体質になる。「体温が36℃以下」という低体温症の原因にも。
細胞から排出される老廃物の排出力が低下、体内に不要な毒素が溜まりやすくなり肌荒れの原因にも。
✓内臓機能の低下
食べ物の消化活動が衰えたり、身体機能を保つことが難しくなる。
✓免疫力の低下
体内の温度が低すぎると体内酵素の機能が下がるため免疫力が落ちる。
風邪をはじめ様々な病気にかかりやすくなる。
✓卵巣機能の低下
お腹周りの血行が悪くなると卵巣機能が低下し月経不順の原因になる、妊娠しにくい体質になることも。
血の巡りが悪くなるとこのように身体の機能が低下し、それを引き金に動脈硬化を引き起こし脳卒中、心筋梗塞などに繋がったりします。私自身は慢性的な手足の冷え以外には生理痛が酷かったです。過労とストレスが慢性的に溜まっていたこともありましたがそこに冷えが重なると激痛で脂汗が止まらないことがありました。少し動けるようになった時を見計らって熱めのお風呂に入ったら落ち着いたということが20代の頃に何度かありました。
尚、余談になりますが「人工透析」というのは腎不全の治療法の一つです。簡単にお伝えすると血液を体外に導いて老廃物を除き必要な電解質などを補給して体内に戻すいわゆる血液透析のことです。腎臓そのものがダメージを受け機能しなくなることにより最終的に腎不全になる方もいれば、糖尿病の合併症により腎症になる方もいます。
糖尿病は、糖尿病自体が怖いというよりも糖尿病により引き起こされる合併症のリスクが恐れられているのです。それは毛細血管の多く集中する「眼」「腎臓」「末梢部(足の壊疽)」です。すなわち糖尿病性網膜症(失明)、糖尿病性腎症(透析開始)、糖尿病性壊疽(足の切断)と最終的な段階までに至ってしまうことが恐れられているのです。
このように老化による毛細血管の衰えや疾病により体内の老廃物が排出できなくなることがあります。血の巡りを良くして老廃物を排出できる状態を維持することはとても大切ということがよくわかります。
動物の体温比較

他の動物はどうでしょうか。身近な動物を一覧にしましたので参考程度に御覧頂けたらと思います。
クジラ 36.5℃
ネズミ 37~38℃
トラ 37~38℃
馬 37~38℃
サル 37~38℃
犬 38~39℃
牛 38~39°C
ウサギ 38~40℃
豚 38.5~40℃
猫 39℃
ヤギ 39.0℃
ヒツジ 39.0℃
鶏 40~42℃
動物の場合は直腸で検温することが多く、私たちが通常わきの下で測る腋窩(えきか)温や、舌の下に体温計を入れる口腔温よりもやや高く出ます。そのことを鑑みても人間と同じくらいまたはやや高めの体温ということが分かります。人間の身体は本来、体温36.5℃以上で正常に働くようにできていると言いましたが高くて41℃以上、低くて35℃未満は健康や生命に関わります。
35℃台は範囲内ということになりますが36℃以下は先ほども述べたように低体温といえます。慢性的な低体温症では上記でご紹介した疾病へのリスクが高くなります。
個人差がありますのでまずは毎日計測し自分の平均的な体温を知ることがとても大切です。
体を温める工夫をしましょう

いかがでしたでしょうか。冷えを解消することは健康不安を解消ことに繋がりますので、血液を温めサラサラにしておくことがとても大切です。私は冷え対策に内側から改善したく年間を通して行動を変えてみました。以前に比べると少しはましになっている気がします。もし気になる方がいらっしゃったら、是非一緒に始めて頂けると嬉しいです。
✓毎朝同じ条件で体温を測って記録する(枕元に体温計を置き、寝起きに測定、アプリに登録)
✓基礎代謝を上げる、筋肉量を増やす
✓毎日浴槽に浸かる
✓天気の良い日は布団を干す
✓寝る時間を確保する
✓首、手首、足首を温めるような衣類を着用する
✓身体を温める食材を意識して摂取する
新型コロナウイルス感染症の流行とともに当時の企業でも毎朝検温をすることが義務付けられました。その前の職場でも食事提供の仕事であったため毎朝検温をしていましたが職場の体調管理記録簿に記帳するだけで個人的にアプリなどで記録を残すことはしていませんでした。そして退職後は検温をやめてしまいました。退職後、久しぶりに毎朝検温するようになったためせっかくなのでアプリに記録するようにしました。
この結果、2年間の最低が35.5℃、最高が36.8℃。
35.5~35.7℃の日が2年前の2020年の時は25回で現在時点の2022年は20回と減っていること、
また36.5~36.8℃以上の日は2020年時は14回から2022年現在ではすでに31回と増えていることが分かりました。
今でも手足の冷えはありますが以前ほど辛くはないように感じています。このまま維持できるよう、欲を言えばもう少し微増できるようにしたいと思います。
本日も最後までお付き合いくださいまして、有難うございました。