チバベジ @マクハリイルミ21/22

チバベジ @マクハリイルミ21/22

皆さまこんにちは。先日11月12日金曜日に始まりました、海浜幕張駅南口広場でのマクハリイルミ点灯式の様子をご紹介いたします。
11月12日(金)~1月31日(月)までの期間点灯されていて、そのうちキッチンカーの出店は週末を中心に、千葉県産の食材を取り入れた様々な飲食店が賑わいを見せます。

マクハリイルミ21/22 (makuhari-illumi.com)

神谷市長のご挨拶
地元のジュニアコーラスによる合唱

チバベジ出店

いつも私が勝手にお世話になっているチバベジですが、今回マクハリイルミに出店することになり、点灯式の初日に一緒に行ってきました。この日は風も強く日没とともに急に寒くなってきましたのでお隣の勝浦タンタンメンが気になって仕方がありませんでした(笑)。期間中に一度は必ず寄りたいです…
その隣にキッチンカーを停め、たくさんの野菜を並べました。それと看板商品のスムージーですがこの日は4種類。夏は冷たいまま頂いて最高に美味しかったのですがこれがホットでも美味しく頂けるとのこと。味見させて頂いたのですが特にホクホク焼き芋スムージーは絶品でした!おいもの素材そのままの甘さが全面に広がり、寒い季節には心までほっこりします。
チバベジのスムージーはすべて千葉県産の規格外野菜を中心に作られた商品で、添加物も保存料も一切使わず素材の味そのものを楽しむことができる逸品です。有機栽培、減農薬栽培を中心とした野菜ばかりなので皮ごとでも安心して食べることができます。それを皮ごとミキサーにかけているため栄養がぎゅっと詰まっていて、まるで身体中に栄養が行き渡るような感覚です。

チバベジ – 野菜がつくる未来のカタチ (chibavege.jp)

この日は約20種類の野菜を用意。すべて規格外の野菜

この日は最後までいられなかったにも関わらず、手伝ってくれたからと御礼にお野菜を頂いてしまいました。せっかくなので料理したものをご紹介したいと思います。

手伝った御礼にと頂いた野菜たち

チバベジ野菜を使ったレシピ

・赤ケール(佐倉市産、農薬不使用栽培)
・にんじん(八街市産、JAS取得、B品)
・さつまいも(香取市産)
・インゲン(富里市産、減農薬栽培)
・長茄子(八街市産、減農薬)

これらをまずこのようにカットしました。
作ったのは4種類です。
①赤ケールと皮ごとにんじん・さつま芋のサラダ|ヨーグルトソース
②赤ケールとインゲンのソテー
③長茄子の揚げ浸し
④長茄子の焼き浸し

①赤ケールと皮ごとにんじん・さつま芋のサラダ|ヨーグルトソース
赤ケール(葉の部分のみ)30g
にんじん30g
さつま芋50g
ヨーグルトソース
(加糖ヨーグルト50g、レモン果汁5g、オリーブオイル4g、塩0.1g、粗挽き胡椒0.01g)

ケールは様々な種類があり縮れのない大きな葉が特徴の”コラード系ケール”や葉のふちに縮れのある”カーリーケール”などがあります。今回は葉脈が赤く、苦味やえぐみが少ないのが特徴の赤カーリーケールをサラダにしました。コラードケールは茎の方に苦味が強いと前に聞いたことがあったのですがカーリーケールはどうだろうと思い、今回は茎と葉を分けてサラダは葉の部分だけにして茎は炒めることにしました。



葉をざっくりと細切り、にんじんはケールに合わせて千切り、さつま芋はサイコロ状にしています。さつま芋を蒸してから最後少しだけ焦げ目を付け、ヨーグルトドレッシングをかけて完成です。ヨーグルトは加糖タイプを崩して使用しました。プレーンを使う方は砂糖を少し加えると食べやすいかもしれません。ケールはほのかな苦味がありましたがヨーグルトドレッシングに甘味があったため苦味が抑えられました。さつま芋とにんじんの甘さがそれぞれにマッチして、全体的にケールが多くても爽やかな酸味とのバランスも取れて食べやすい印象でした。

②赤ケールとインゲンのソテー
赤ケール(茎の部分のみ)10g
インゲン100g
オリーブオイル4g
塩0.3g
こしょう0.01g

茎の苦味の部分を生の状態で食べてみたのですが葉よりも苦味はありませんでした。油で加熱することで苦味を和らげると聞いたため、試しにソテーしてみようと思いインゲンと合わせてシンプルに塩こしょうをしただけの一品となりました。加熱したら苦味は全くありませんでした。生で食べてもそんなに気にならなかったためそのままサラダに一緒に入れてもよかったかもしれません。ただ生のままだと茎は固さが気になるため薄くスライスするか、やはり今回のように別々に使用しても良さそうです。

インゲンには脂溶性のビタミンKが多く含まれていて油と一緒に摂ると吸収率が上がります。油との相性が良いため今回はソテーにしましたが、ボイルしてお浸しなどでももちろん美味しくいただけます。
今回、頂いた野菜の中で一番驚いたのはこのインゲンでした。甘くて味がしっかりと濃くて、無限に食べられる!と思ったほどおいしく一気に食べてしまいました。給食で使用していた外国産の冷凍野菜はとにかく筋が多くて固く、そして味がしませんでした。日本の野菜って本当に美味しいとつくづく思います。

③長茄子の揚げ浸し
長茄子50g
揚げ油
めんつゆ12g、水3g
鰹節0.3g

④長茄子の焼き浸し
長茄子50g
鰹節0.3g
醤油3g

この長茄子は身が柔らかいのが特徴で、一般的に流通されている茄子と比べて長いこともあり市場には出ないそうです。今回は揚げと焼き両方で作り比べしてみました。

焼いた方も崩れることなく美味しく食べられましたが、油との相性バツグンの茄子はやはり揚げ浸しの方が甘味も増して美味しかったと個人的には思いました。

やっぱり日本の野菜は本当においしい

茄子を揚げたので残りのさつま芋もついでに素揚げにして頂きました。塩もかけずそのままで食べたのですがこちらも甘味が増して濃厚でおいしかったです。

高齢者の方に国産の味の濃い美味しい野菜を食べて欲しいと以前の記事にも記載しましたが、理由が3つあります。一つめは廃棄する野菜を減らしたい。
二つめは前職で外国産の冷凍野菜を常用していたのですが固い、味が無いという食材が多く日本の野菜がどれだけ美味しいかを思い知らされていたからです。
そして三つめですが、素材そのものが美味しいと調味料をあまり使わなくてもそれだけで美味しく食べられるからです。病気を抱えている人の中には減塩食での指導を受けることがあるかと思いますが、加齢とともに味覚も衰えていくためより濃い味を好みます。しかし薄味の料理は慣れないと美味しく感じられず食事を楽しむことも出来なくなりますしそのうち食欲も低下して低栄養や体重低下が懸念されます。素材本来の味を引き立たせる薄味の料理でも美味しく食べられるということを一人でも知ってもらいたいと思っていて、少しずつその活動を広げていきたいと思っています。これは外国産の冷凍野菜を食べていなかったら気づけなかったことかもしれません。素材そのものがおいしい野菜が身近にあるのは、当たり前ではないと今は感じています。

以前の記事で、この市場に出回れない規格外野菜を利用する環境づくりをしたいとお話しましたが早くその体制づくりができるようになるといいなと思っています。チバベジで活動されている皆さまは本当に精力的に取り組まれていて、フードロスを削減させるべく少しずつ輪を広げていっています。私もその取り組みに少しでも関われたらと思っておりましたが結局は食べる人がいないと難しいと感じています。規格外野菜を利用する人、食べる人が一人でも増えるように、これからも私でも出来ることを見つけて地道に積み重ねていきたいと思います。

☆チバベジ@マクハリイルミは、次回は12月18日(土)19日(日)の出店の予定です☆