2023年9月より、「療養食支援サービス」が始まりました。
目次
第1回目の食事提供
ーーーーー
・からすがれいの煮付
・鯖の竜田焼き
・舞茸とアスパラの肉巻きバターソテー
・鶏と大根のピリ辛みそ炒め
ーーーーー
食べ物の好みは言うまでもなく千差万別です。的確に伝わらないと相手が何を望んでいるか、食べたいものを提供できているのか、判断できません。探りながらのスタートになりました。
事前に教えて頂けた情報
ーーーーー
<嫌いなもの>
・にんにく
・パサパサした魚
<好きなもの>
・トマト
・茄子
・パスタ
・春雨
・冷やし中華
・そうめん
<食事の留意点>
・塩分、タンパク質コントロール食
・慢性腎不全を患っていて透析が必要な状況。しかし心臓の状態も悪く透析できないと言われている
<課題点>
嗜好が激しく食事量が減り、痩せてしまった
旦那様が食事の用意をしてきたが疲弊してしまっている
ーーーーー
御依頼を頂いたきっかけ
要支援2の60歳代女性の方です。慢性腎不全や慢性心不全ほか、いくつか疾病を抱えており、旦那様のサポートを受けながら自宅療養されている方をご紹介頂きました。食事制限があることに加え、奥様の嗜好も激しいとのことで旦那様が食事作りに疲弊されているというお話でした。
介護保険では受けられるサービスがないため、保険外サービスに連絡を頂いたことがきっかけでした。
ご紹介を受け、自費サービスとして出来ることと出来ないことを御案内し、取り敢えず始めてみることになりました。
簡単なご案内としては、「退院後、医師からの食事指導の内容を一緒に確認し、ご家族に代わって同じようにお食事作りを行います」という趣旨をお伝えいたしました。
具体的なサポート内容の御案内
ーーーーー
(ご家族としての御要望イメージ)
・奥様の一食分の料理
・毎週(月)(金)、2時間でのサポート
・週2のため、3日分または4日分の作り置き
・買い物は旦那様が行うため不要
ーーーーー
以上のサポート内容でお話が進みました。
続きまして、実際に医師からの食事指導をヒアリングし、奥様の嗜好や服薬と食材の組み合わせによる禁忌食材の有無を確認いたしました。
然しながら、目標摂取量や制限する栄養価の数値は書面などで共有して頂けるものは特になく、「特にそういったことは具体的には聞かされていないんだよね」ということでした。
いわゆるエネルギー、タンパク質、食塩相当量の上限値(または下限値)の指標がないとこちらもイメージがわきません。担当医に確認して頂くことにし、あとはメインとなる「好き嫌い」を教えて頂き、そして、9月4日からサポートが開始になりました。
そうして、一旦ご用意してみることにした最初の料理が先ほどの写真のメニューとなりました。
初日にご用意した料理は…あまりお口に合わないようでした。
2回目の訪問はまた掲載いたします。