療養食支援サービス|塩分とタンパク質制限の食事記録9/11

療養食支援サービス|塩分とタンパク質制限の食事記録9/11

2023年9月より「療養食支援サービス」が始まり、本日は3回目の様子をご紹介したいと思います。

<ご依頼をいただいたきっかけ>

・60歳代女性
・要支援2
・慢性腎不全や慢性心不全ほか、いくつか疾病を抱えていて家事ができない
・旦那様のサポートを受けながら自宅療養されている
・食事制限があることに加え、奥様の嗜好も激しいとのことで旦那様が食事作りに疲弊されている

介護保険では受けられるサービスがないため、保険外サービスに連絡を頂いたことがきっかけでした。

ご紹介を受け、自費サービスとして出来ることと出来ないこと(と、やってはいけないこと)を御案内し、取り敢えず始めてみることになりました。

簡単なご案内としては、「退院後、医師からの食事指導の内容を一緒に確認し、ご家族に代わって同じようにお食事作りを行います」という趣旨をお伝えいたしました。

<嗜好と留意点・課題>

<嫌いなもの>
・にんにく
・パサパサした魚

<留意点>
・塩分、タンパク質コントロール食
・慢性腎不全を患っていて透析が必要な状況
・しかし心臓の状態も悪く透析できないと言われている

<課題>
・嗜好が激しく食事量が減り、10kg以上痩せてしまった
・旦那様が食事の用意をしてきたが疲弊してしまっている
・嗜好と留意点に配慮しながら体重増加を目指す

<具体的なサポート内容>

・買い物は私が行くことになりました
・買い物時間が追加となったため、週2日、2時間30分のサポート時間に変更
・週2日のため、3~4日分の作り置き
・奥様の一食分の料理

第3回目の食事提供

ーーーーー
・鱈の香草焼き
・ブリの照り焼き
・麻婆ナス
・牛ごぼうのしぐれ煮
・ほうれん草の胡麻和え
ーーーーー

まだ3回目でお口に合うかどうかわからないため、「3~4日分の作り置き」の前提ですが、少なめに用意しています。

麻婆ナスはレトルトの調味液が結構在庫しているからと、旦那様から「良かったらこのあたりも適当に使っていいからね」と食品棚を見せて頂きました。今回はその調味液を半分程度で味付けしました。

次回訪問時、レトルトの麻婆豆腐の素を使用したことを伝え、「いかがでしたか?」とお聞きしてみた所、

「麻婆ナスににんにくが入ってたのは、そういうことだったのね」と言われ、ハッとしました。既製品にんにくが入っていることを完全に忘れていました…

また、「私、ハーブも嫌いなの」「牛肉も嫌いなの」とのことで、今回もほとんど食べられなかったようです。

その後、使いかけのローズマリーを使うわけにもいかずどうしようと思いながらもしばらく放置してしまっていたところ、後日旦那様より、「あの松の葉っぱみたいなの、使わなかったら捨ててね」…そうですよね…すみません、、と思いながらも、松の葉っぱみたいなのでつい笑ってしまいました😅

残念ではありましたが、新たな情報を得たことは私にとっては進歩です。また一歩ずつ近づいていけるようにしていきたいと思います。