2023年9月より「療養食支援サービス」が始まりました。
4回目の様子をご紹介したいと思います。
<ご依頼をいただいたきっかけ>
・60歳代女性
・要支援2
・慢性腎不全や慢性心不全ほか、いくつか疾病を抱えていて家事ができない
・旦那様のサポートを受けながら自宅療養されている
・食事制限があることに加え、奥様の嗜好も激しいとのことで旦那様が食事作りに疲弊されている介護保険では受けられるサービスがないため、保険外サービスに連絡を頂いた
ご紹介を受け、自費サービスとして出来ることと出来ないこと(と、やってはいけないこと)を御案内。
ポイント、「医師からの食事指導の内容を一緒に確認し、ご家族に代わって同じようにお食事作りを行います」という趣旨をお伝えいたしました。
<嗜好と留意点・課題>
<嫌いなもの>
・にんにく
・パサパサした魚・骨
・レンコンのホクホク感
・ハーブ
<留意点>
・塩分、タンパク質コントロール食
・慢性腎不全を患っていて透析が必要な状況
・しかし心臓の状態も悪く透析できないと言われている
<課題>
・嗜好が激しく食事量が減り、10kg以上痩せてしまった
・旦那様が食事の用意をしてきたが疲弊してしまっている
・嗜好と留意点に配慮しながら体重増加を目指す
<具体的なサポート内容>
・その日に使用する食材の買い出し(調味料やその他食材は旦那様が買い物に行かれています)
・週2日、2時間30分のサポート時間に変更
・週2日のため、3~4日分の作り置き
・奥様の一食分の料理
第4回目の食事提供
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・鱈のムニエルバターソテー
・さわらの味噌煮
・れんこんのきんぴら
・回鍋肉
・筑前煮
・きゅうりとワカメの酢の物
4日分 合計 2008Kcal タンパク質95g 食塩相当量11.5g
野菜使用量 680g
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この4回目あたりから栄養価計算を始めています。
レンコンはシャキシャキした食感が好きとのことで薄くカットしました。
また新たに好きなものを教えて頂けたので、予定していたメニューを変更して、きゅうりとワカメの酢の物、筑前煮を御用意しました。
医師からの指示は不明なものの、腎不全とのことでしたのでカリウム制限をした方が良いと思い、野菜は全て下処理の段階で茹でこぼしています。
結果は、、、
・れんこんのきんぴら
・きゅうりとワカメの酢の物
きゅうりもレンコンもボイルしたのですが、その食感が嫌だったようでこれまたほとんど食べられなかったそうです。
・回鍋肉
キャベツの量を増やしてほしい、味が濃かった。
・さわらの味噌煮
味噌味がかぶってしまったのですが、味噌もあまり好きではないとのこと。
嫌いなものリストと好きなものリストを追加して、次のメニューをまた考え直したいと思います。